ちちです。

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ゆじの１歳の誕生日会、最後のイベント。

事前の企画段階で、ハハが言いました。

「タイムカプセルやる？」

「おお、いいね」

「ゆじが、２０歳になったら掘り出すの」

「意外に埋めたこと忘れるんだよな。どこに埋める気？」

「河原とか」

「絶対見つからなくなるって。そもそも埋めていいもんじゃなさそうだし」

「じゃあ、どこよ」

「うちはマンションだから庭ないしね。ハハの実家の庭とか？」

「無理だよ」

「うーん、じゃあ、そもそも埋めないでいいんじゃない？」

という、適当な流れで、決まった日に手紙を届けてくれるサービス「未来郵便
」さんを利用することにしました。
２０歳のゆじに向けて、我々から手紙を書いて、誕生日に撮った写真を印刷して同封して送ることにしました。ゆじの２０歳の誕生日に届くように設定。

まあ、うまく戻ってくるか半々くらいの気持ちで依頼。
この業者さんが倒産したらどうなるんだろう、とか引っ越しの連絡忘れたらどうなるんだろう、とか考えながら申し込み。

このサービスを見つけてきたハハが言いました。

「最大で２０年後までしか指定できないんだって！ギリギリだね！」

「ああ、年数によって値段が違うんだな。当たり前か」

「今が２０１０年だから、送り返してもらうのは・・・２０３０年と。」

ハハさん、それじゃ２１歳の誕生日ですよ。

２０歳の誕生日に「届かない」とか言っていたら、翌年届くというオチに。

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